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2018.04.09

バンド装着

バンドとは、セパレーションによってできた歯と歯の隙間を利用して、主に第一大臼歯(真ん中から6番目の歯)に被せる金属製の輪っかの事を指します。バンドは歯に指輪をしたような状態で歯の周囲をおおいますので、他の装置よりも接触面積が大きく矯正装置が外れにくいというメリットがあります。バンドを装着する際は、丁寧に基本的な手順を踏む必要があります。

以下、基本的なバンド装着の流れになります。

まずバンドの試適を行います。その人によって歯のサイズが違う為、歯に合ったバンドのサイズを選びます。次に、歯の清掃を行います。バンドを装着する歯面を専用ブラシと研磨剤を使って綺麗にします。ここで歯面清掃が不十分だと、バンドの中で虫歯を作ってしまうことがあります。次に、バンドの内側に歯科用のセメントを均一に塗布し、バンドを歯に装着します。その際、歯に唾液などが付かないようにしっかり防湿し乾燥して行います。唾液などが付くと装置が外れやすくなることがある為です。次に、余分なセメントを拭き取り、LED照射器で光を照射し、セメントを硬化させます。

バンド装着後は多少の違和感がありますが、次第に慣れていくことがほとんどです。また、バンド周りは汚れがたまりやすくなりますので、よりしっかりと歯磨きを行う必要があります。

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